イオン銀行が取り扱うイオン銀行カードローンは、イオン銀行カードローンBIGよりも使いやすさが増したカードローン商品です。
総量規制の対象外なので専業主婦でも申し込めますが、イオン銀行カードローンではどのような手順でお金を借りられるのでしょうか?
イオン銀行カードローンに関する基本情報を確かめたうえで、他行との比較に加えて、申込み方法や借入方法などを取り上げてみましょう。
イオン銀行カードローンとは?
イオン銀行が提供するイオン銀行カードローンは、変動金利3.8%から13.8%で、利用限度額10万円から800万円の個人向け融資サービスです。
イオン銀行カードローンの審査条件は、満20歳以上満65歳未満の安定かつ継続した収入を見込める人になっています。
継続的な安定収入を得ているのであれば、パートやアルバイトのほか、自営業者や専業主婦でもイオン銀行カードローンを利用できます。
とはいえ、申し込めるのは日本国内に居住している人や永住許可を受けている外国籍の人に限られますし、学生は審査の対象外に過ぎません。
さらにイオンクレジットサービスやオリックス・クレジットの保証を受けられることも、イオン銀行カードローンの審査条件として含まれています。
総じて厳しい審査を実践されますが、イオン銀行普通預金口座を保有している場合には、初回申込時の1回に限り振込融資を役立てられます。
もちろん資金使途は事業性資金を除いて原則自由であり、イオン銀行カードローンはWEB完結やATM手数料0円などのメリットも併せ持ちます。
約定返済日は毎月20日で返済方法は3パターンに対応していますが、返済方式は残高スライド方式なので注意しなければいけません。
借入期間が長引くと利息の総負担額は増加しますから、イオン銀行カードローンは任意返済を駆使できる人に適したカードローンといえるでしょう。
BIGから使いやすくなった
2013年11月にイオン銀行は、イオン銀行カードローンBIGという名称のカードローン商品を発表しました。
イオン銀行カードローンBIGは、イオン銀行のカードローンが備えるメリットを組み合わせ、そのうえスペックを上げた特徴を備えていました。
利用限度額は800万円まで増えましたし、イオン銀行カードローンBIGにおいてはおまとめ目的で注目を浴びた経緯があります。
イオン銀行カードローンBIGは人気を集めましたが、2017年11月末日をもってイオン銀行カードローンBIGの申込み受付は終了しています。
現在ではイオン銀行カードローンBIGの代わりとして、さらに使いやすくなったイオン銀行カードローンが案内されています。
まず、BIGは利用限度額30万円から800万円で、90万円までは10万円単位でしたが、100万円以上には100万円単位が用いられていました。
イオン銀行カードローンは利用限度額10万円から800万円に変更され、利用限度額にかかわらず、10万円単位で決定されています。
また、BIGはイオン銀行普通預金口座の保有を申込みの必須条件としていましたが、イオン銀行カードローンはイオン銀行の口座が無くても構いません。
返済日は毎月7日から毎月20日へと変わり、イオン銀行カードローンでは返済方法に他金融機関からの口座引き落としも加えられています。
このほか、借入残高確認も行いやすくなっていますので、イオン銀行カードローンはBIGよりも便利なカードローン商品に該当するでしょう。
ちなみにイオン銀行カードローンBIGを今でも利用している人に対して、イオン銀行はイオン銀行カードローンへの切替手続きを推奨しています。
保証会社オリックス・クレジットとは
消費者金融は基本的に自社でカードローンの保証業務を行いますが、銀行はカードローンに関する保証業務を外部に委託する傾向が見られます。
銀行カードローンの審査条件で言及される保証会社とは、銀行カードローンの代位弁済や審査に関する保証業務を請け負っている会社を示しています。
様々な消費者金融や信販会社が保証業務に取り組んでいますし、保証会社の保証によって銀行カードローンは担保と保証人の不要を実現しています。
イオン銀行カードローンでお金を借りるためには、イオンクレジットサービスまたはオリックス・クレジットの保証が欠かせません。
イオンクレジットサービスは、イオンフィナンシャルサービスの連結子会社であり、銀行代理業や信用保証事業などを展開しています。
オリックス・クレジットは、オリックスVIPローンカードを主力商品としつつ、銀行カードローンの保証業務にも力を入れている消費者金融です。
社名にクレジットと付いていますが、現在のオリックス・クレジットはクレジットカード発行会社や加盟店管理会社ではありません。
その他大手銀行系カードローンとの比較
3大銀行のカードローンとイオン銀行のイオン銀行カードローンには、果たしてどのような違いが出ているのでしょうか?
イオン銀行カードローンの特長をしっかり見極めるためにも、金利や利用限度額のほか、審査の年齢制限を比較してみましょう。
変動金利3.8%から13.8%で利用限度額10万円から800万円のイオン銀行カードローンは、満20歳以上満65歳未満が審査対象になります。
三井住友銀行カードローンは、変動金利4.0%から14.5%で、利用限度額10万円から800万円のカードローンです。
審査の年齢制限は満20歳から満69歳以下なので、イオン銀行カードローンよりも金利水準が高い代わりに高齢でも申し込める特長を備えています。
三菱UFJ銀行のバンクイックは、変動金利1.8%から14.6%で、利用限度額10万円から500万円のカードローンです。
利用限度額は最高500万円に過ぎず、バンクイックの年齢制限は、満20歳65歳未満でイオン銀行カードローンの年齢制限と変わりません。
金利水準を比較してみると、下限金利はバンクイックが2.0%ほど低いもの、上限金利はイオン銀行カードローンが優れています。
みずほ銀行カードローンは、変動金利2.0%から14.0%で、利用限度額10万円から800万円のカードローンです。
審査の年齢制限は満20歳以上満66歳未満と定められているため、イオン銀行カードローンとは違って満65歳でも申込みを諦めずに済みます。
金利水準はバンクイックと同様に、イオン銀行カードローンよりも下限金利が低く、上限金利は逆に高い特徴を見て取れます。
イオン銀行カードローンは年齢制限こそ厳しめですが、上限金利の水準を考慮すると低金利な特長を持つカードローンになるでしょう。
イオン銀行は低金利でメリットが多い
イオン銀行カードローンは上限金利が低いのみならず、申込みから契約までのWEB完結やATM手数料0円などのメリットも兼ね備えています。
イオン銀行ATMはイオン各店やミニストップなどに全国6,000台以上設置されていますし、24時間365日営業している店舗も少なくありません。
普段からイオン系列の店舗を活用しているのであれば、イオン銀行カードローンは任意返済を実行しやすいカードローンに相当します。
加えて、イオン銀行カードローンに無利息期間サービスは存在しませんが、イオン銀行カードローンは総量規制の対象外になっています。
年収の3分の1を超える貸付を禁止する総量規制は貸金業法の法律であり、銀行法に基づくイオン銀行のカードローン商品には適用されません。
ただし、近年では自主規制といった形で総量規制に従う銀行が増加していますので、他社借入があるときにはくれぐれも注意してください。
総量規制を受けないイオン銀行カードローンにおいては、専業主婦(夫)でも借入可能なメリットが備わっています。
専業主婦(夫)の申込みでは借入限度額が50万円に制限されますが、この借入限度額は一般的な銀行カードローンの基準を上回ります。
銀行カードローンが専業主婦(夫)を利用対象者に含む場合には、借入限度額は一律30万円に設定される傾向があります。
申込者本人に収入がなく、配偶者が継続的な安定収入を持っているのなら、イオン銀行カードローンの利用をおすすめできるでしょう。
イオン銀行カードローンの申し込み~借入までの流れ
イオン銀行カードローンを申し込む場合には、インターネットからの申込みだけでなく、普通預金のキャッシュカードから作る方法も選べます。
審査時間は必要書類のアップロードを急ぐほど短縮できますが、ローンカードの配達まで最短であっても5日程度かかります。
初回申込時には振込融資も期待できますが、消費者金融のカードローンとは異なり、イオン銀行カードローンで即日融資は見込めません。
審査の必要書類には本人確認書類と収入証明書類が当てはまる一方で、外国籍なら在留カードや特別永住者証明書も必要書類として求められます。
イオン銀行カードローンの審査結果はメールで届くため、必要に応じてドメイン指定解除の手間も発生します。
審査を通過してローンカードを受け取ったら、ATMでお金を借りられますし、条件を満たしていると返済口座の残高不足で自動融資も実行されます。
申込みから借入までの流れとしては、審査結果のメール通知やローンカード受け取りのほか、借入時の具体的な手順に注意しましょう。
申込み方法
インターネットから申し込む方法では、イオン銀行カードローンBIGとは違い、イオン銀行の普通預金口座を保有している必要はありません。
イオン銀行カードローンならば、WEB完結での申込みをパソコンやスマートフォンのほか、タブレットで24時間受け付けています。
新規申込時に振込融資を受けたり、インターネットバンキングで借入や返済を行いたい場合には、口座開設から手続きを進める方法があっています。
申込み方法の手順やメリットをよく確かめ、イオン銀行カードローンは自分自身に適した方法で申し込みましょう。
①インターネットから申し込む
イオン銀行カードローンをインターネットで申し込む場合には、来店不要で申込みから借入まで完了するWEB完結を実践できます。
パソコンやスマホなどでイオン銀行の公式サイトにアクセスすると、イオン銀行カードローンの申込み手続きを365日いつでも始められます。
インターネット申込みの流れとしては、まずはじめに公式サイトでイオン銀行カードローンの申込みフォームに移動する手順が必要です。
イオン銀行カードローンの申込みフォームでは、本人確認書類の有無や居住地国のほか、その他参考になるべき事項の確認手続きから行われます。
運転免許証やパスポートなど規定の本人確認書類を持っていないのなら、佐川急便株式会社の受取人確認サポートでローンカードを受け取れません。
ローンカードは受取人確認サポートではなく、電話連絡後に転送不要の簡易書留郵便で発送される形になるので、受取まで2週間程度かかってしまいます。
居住地国が日本のみであれば、イオン銀行カードローンに申し込めますが、日本と他国や他国のみに該当する人は申込み手続きを続けられません。
同様にその他参考になるべき事項がある場合にも申込み手続きは不可となり、前提条件を満たす場合に限って必要事項の入力にステップが進みます。
申込みフォームで必要事項を入力したら、本人確認書類や収入証明書類を専用マイページからアップロードしましょう。
ここまで終わるとメールアドレスに審査結果が通知され、審査通過後にローンカードを受け取るとイオン銀行カードローンでお金を借りられます。
なお、イオン銀行キャッシュカード機能付きカードを持つ人は、ローンカードの到着を待たずにイオン銀行カードローンでの借入を実現できます。
ローンカードの受取前には振込融資の設定も可能ですが、イオン銀行普通預金口座を保有していない場合には振込融資の設定を行えません。
②普通預金のキャッシュカードから作る方法
イオン銀行普通預金口座を持っている人は、イオン銀行カードローンの新規申込時に限り、1回だけ最短翌日の振込融資を役立てられます。
審査通過の3日後からはインターネットバンキングで借入や返済を手続きできますし、返済方法にイオン銀行口座からの自動引き落としも選べます。
さらにイオン銀行キャッシュカード機能付きカードを作っておけば、審査結果の連絡後すぐに借入を果たせるメリットを得られます。
イオン銀行カードローンをもっと便利に使いたいのなら、イオン銀行で普通預金のキャッシュカードから作る方法が向いているでしょう。
イオン銀行キャッシュカード機能付きカードには、イオンカードセレクトやキャッシュ+デビットカードのほか、イオン銀行キャッシュカードがあります。
口座開設手続きは、イオン銀行店舗やイオンカード受付カウンターのみならず、イオン銀行の公式サイトでも申し込めます。
ただし、カードの機能や所有状況に応じて、口座開設申込みの必要書類や手続き内容は異なるので注意しなければいけません。
イオン銀行キャッシュカード機能付きカードの受取まで相応の手間や時間を要するうえに、イオン銀行カードローンの審査落ちがあり得ます。
普通預金のキャッシュカードを作ったとしても、イオン銀行カードローンの審査を通れなければイオン銀行でお金は借りられません。
審査にかかる時間
イオン銀行カードローンの審査は年中無休で行われていますが、審査には警察庁のデータベースと照合する手続きが含まれています。
照合手続きは最短でも翌営業日にならないと完了しませんから、イオン銀行カードローンの審査結果を申込みの当日に知ることはできません。
イオン銀行カードローンでは、必要書類のアップロードを早く対応するほど、審査時間の短縮につながります。
審査の最終段階には在籍確認の電話連絡も実践されるため、在籍確認に応じるタイミングも審査にかかる時間を左右する要因に数えられます。
イオン銀行カードローンの審査には総じて1週間から10日ほどかかりますから、消費者金融ほどの審査スピードには対応していません。
審査完了から最短5日!即日融資は受けられない
イオン銀行カードローンの審査を通過したら、最短5日でローンカードが届きます。
ローンカードが簡易書留郵便で届く場合には2週間程度かかりますし、いずれにしてもローンカードで即日融資は受けられません。
新規申込時の振込融資は最短で審査通過の翌日となり、インターネットバンキングの利用は審査結果の通知から3日後に開始されます。
イオン銀行キャッシュカード機能付きカードであれば、審査通過後にローンカードの到着を待たなくてもATMで借入を行えます。
審査を通過したらイオン銀行キャッシュカード機能付きカードを使えますが、審査結果は即日で判明しないので即日融資は実現しません。
必要書類
イオン銀行カードローンに申し込む際の必要書類は、有効期限内の本人確認書類と源泉徴収票などの収入証明書類です。
本人確認書類には運転免許証とパスポートのいずれか1通が当てはまり、審査の状況によっては健康保険証の提出も必須となります。
ローンカードが配達される佐川急便株式会社の受取確認サポートでは、運転免許証やパスポート以外に、マイナンバーカードも提示できます。
外国籍の人は永住許可を確認するため、在留カードや特別永住者証明書も本人確認書類に加わるので注意してください。
収入証明書類として使えるのは源泉徴収票や給与明細書ですが、個人事業主や法人代表者は代わりに住民税決定通知書を提出しなければいけません。
審査結果のメールが届く
イオン銀行カードローンの申込みから借入までの流れにおいては、必要書類の提出手続きや審査結果の通知を含めてメールを多用します。
申込時に入力するメールアドレスは、入力間違いをしなければ、フリーのメールアドレスでも構いません。
とはいえ、迷惑メール対策でメールの受信拒否設定を利用している場合には、メールでの案内を受け取れない可能性があります。
イオン銀行カードローンに借入を申し込むのなら、@mail.info.aeonbank.co.jpのドメイン指定解除が必要不可欠です。
ローンカードの到着
イオン銀行カードローンのローンカードは、審査完了から最短5日で自宅に届きます。
ローンカードは基本的に佐川急便株式会社の受取人確認サポートで発送されますので、受取時には運転免許証などを提示してください。
受取人確認サポートでローンカードを受け取れないときには、電話連絡後に転送不要の簡易書留郵便でローンカードが配達されます。
イオン受付カウンターでイオン銀行カードローンを申し込んだり、離島など一部地域への配達時にも、日本郵便の簡易書留郵便は活用されたりします。
受取人確認サポートでの配達は最短5日で済みますが、簡易書留郵便では審査完了から2週間程度経過しないとローンカードが届きません。
銀行振り込みで借りる
イオン銀行普通預金口座を保有している人は、。
新規申込時の1回だけ、イオン銀行カードローンの審査通過後に銀行振込でお金を借りられます
振込融資の利用時には電話での本人確認こそ行われますが、振込先の銀行としては本人名義であればイオン銀行以外の金融機関も指定できます。
イオン銀行の普通預金口座へ振込融資する場合には、借入限度額まで振込融資を受けられる特長があります。
対して、他金融機関における普通預金口座への振込融資では、50万円が振込融資の限度額なので気をつけましょう。
なお、振込融資の振込予定日は最短翌日ですが、振込予定日が土日祝日なら翌営業日の振込に変更されます。
ATMから借りる
イオン銀行カードローンのローンカードを受け取ったら、イオン銀行ATMや提携コンビニATMのほか、提携金融機関ATMでの借入を利用できます。
イオン銀行ATMは24時間365日ATM利用手数料が無料であり、提携コンビニATMのEnetATMやローソンATMもATM手数料がかかりません。
このほか、ゆうちょ銀行ATMと三菱UFJ銀行に加えて、みずほ銀行が時間帯によって手数料無料の提携金融機関ATMになっています。
入出金手数料無料で使える提携金融機関ATMは約55,000台ですから、全国どこにいてもイオン銀行カードローンでお金を借りられるでしょう。
自動融資で借りる
イオン銀行の普通預金口座を返済用口座に指定可能な場合には、イオン銀行カードローンで自動融資を申し込めます。
口座振替請求などで返済用口座の残高が不足するときに、借入限度額内で不足額が自動的に融資される仕組みが自動融資です。
積立式定期預金・投信自動積立への自動振替や、イオン銀行カードローンの元金返済および利息支払などは自動融資の対象になりません。
イオン銀行カードローンの自動融資は借入限度額の範囲を超えませんので、口座振替に便利な借入方法として知られています。
イオン銀行カードローンの特徴まとめ
変動金利3.8%から13.8%のイオン銀行カードローンは、3大銀行のカードローンと比較して上限金利が低いカードローン商品です。
イオン銀行カードローンは銀行法に基づくイオン銀行の個人向け融資サービスに該当しますから、貸金業法の総量規制は適用されません。
年齢条件は満20歳以上満65歳未満になりますが、配偶者が継続的な安定収入を得ていれば専業主婦(夫)でも審査を受けられます。
また、イオン銀行カードローンは、来店不要で申込みから借入まで完了するWEB完結のインターネット申込みに対応しています。
イオン銀行カードローンのインターネット申込みでは、イオン銀行の普通預金口座を保有していなくても問題ありません。
とはいえ、イオン銀行口座を持っている場合には、最短翌日の振込融資や自動融資での借入を利用できます。
イオン銀行キャッシュカード機能付きカードもローンカードの代わりに使えますし、イオン銀行カードローンの利便性は大きく変化します。
イオン銀行カードローンでの借入を悩んでいるのなら、イオン銀行で普通預金のキャッシュカードから申し込んでみましょう。